英語で「こんにちは」って何て言う？日常会話やビジネスで使えるいろいろな挨拶を覚えよう！

Shiho 都内外資系勤務 / ライター

10歳の時に通い始めた英会話教室の影響で英語に興味を持ち、以来20年以上にわたりずっと英語の勉強を続けている。

高校生の時に英語スピーチコンテストで優勝経験あり。語学の有名な某四年制大学の外国語学部英語学科を卒業。留学経験はないながらも、TOEIC L&Rテストでは独学で905点を取得。現在は都内外資系企業にて、日々英語を使いながら仕事をしている。

また、会社員の傍らWebライターとして、英語学習コンテンツの制作にも携わっている。

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挨拶の基本中の基本である「こんにちは」を英語に訳すとなると、真っ先に思い浮かぶのは「Hello」かもしれませんね。
でもネイティブスピーカーは、実はもっと様々な挨拶をシチュエーションに合わせて使っています。

今回は、英語の「こんにちは」という挨拶のいろいろな言い方を紹介します。
日常会話で使えるカジュアルな「こんにちは」から職場の電話応対に使える「こんにちは」まで、たくさんの「こんにちは」を使いこなせるようになりましょう。

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英語で丁寧に「こんにちは」と言うには？

フォーマルシーンでも使える丁寧な英語の「こんにちは」を確認しましょう。

Hello

まず紹介するのは、英語の挨拶で最も有名な「Hello」です。
発音記号は「həlóʊ（米国英語）、həlˈəʊ（英国英語）」で、「ヘロー、ヘロゥ」と読みます。

「Hello」は非常に丁寧なニュアンスの「こんにちは」なので、改まったフォーマルな場やビジネスシーンで使われます。
一方、友達同士や同僚相手など親しい間柄で「Hello」を挨拶として使うことは、堅苦しく聞こえてしまうのでほとんどありません。

Hello, everyone

スピーチや講演など多くの聴衆の前で挨拶をする時には、「皆さん、こんにちは」という意味の「Hello, everyone」がよく使われます。

「Ladies and Gentlemen」や「Boys and Girls」という挨拶もありますが、ジェンダーを意識させる言い方であるため最近では控えられる傾向があります。

Nice to meet you, Mr.～ / Miss.～

初対面の相手に「初めまして」と挨拶したい時には、「Nice to meet you（お目にかかれて嬉しいです）」や「It is a pleasure to meet you（お会いできて嬉しいです）」などの言い方が定番です。
さらに丁寧な表現にする場合には、「Nice to meet you」の後に「Mr.」や「Miss.」「Sir.」などの敬称を付けましょう。

最近ではweb会議上で初対面の挨拶をするというシチュエーションも少なくありません。
その場合でも、もちろん「Nice to meet you」を使って問題ありません。
しかし、オンラインであることをニュアンスに含めたいなら「Nice to virtually meet you」や「It’s nice to meet you, virtually」などの表現も良いでしょう。

スラングを使ったカジュアルな「こんにちは」

友達相手や親しい間柄などで使う「こんにちは」を紹介します。
とてもカジュアルな挨拶ばかりなので、改まったフォーマルな場や取引先の相手、目上の人などに挨拶する時には使わないようにしましょう。

Hi

カジュアルシーンの「こんにちは」で、最も頻繁に使われているのは「Hi」でしょう。
家族や友達にはもちろん、ビジネスシーンでも親しい同僚には「Hi」と挨拶できます。
発音記号は「hάɪ（米国英語）」で、読み方は「ハイ」です。

「Hi」よりもさらにカジュアルな挨拶として「Hi, there」などもよく使われます。
直訳は「やあ、そこの人」という感じですが、決まり文句の一つなので「there」に深い意味はありません。

さっき挨拶した友達にまた会ったというシーンでは、「Hi, again（また会ったね）」という言い方も使われます。

Hey yo

家族や仲の良い友だち同士では「Hi」の代わりに「Hey」や「Hey, there」も使われます。
「こんにちは」というよりも、「やあ」という砕けた挨拶に近いでしょう。

「よう、おい」という呼びかけに使われるスラング「yo」を付け加えて、「Hey yo」と挨拶することもあります。

What’s up

通常は「元気？」「最近どう？」という声かけに使う「What’s up?」もカジュアルな挨拶に使えます。
同様の意味を持つ「How’s it going?」などの言い方も気軽な挨拶としてよく聞かれます。

Hi, buddy

親しい友達同士では「Hi」や「Hey」の後ろに、相手へのフレンドリーな呼びかけの単語を付け加えることもあります。
例えば、男友達には「Hey, man」「Hi, buddy」、女性同士なら「Hi, bestie」「Hey, girl」などがよく使われます。

Hi, guys

カジュアルな場面で、大勢の人に呼びかけるというシチュエーションもあるでしょう。
その場合には「Hi, guys」や「Hi, all」、「Hey, there, everyone」などのフレーズで「こんにちは、みんな」と挨拶できます。

また、職場やスポーツチームの仲間、クラブやゼミなどのグループのみんなに挨拶するなら、「Hi, team」 という表現も使えます。

It’s me

友達や家族など親しい相手からの電話を受ける時には「It’s me（俺だよ、わたしよ）」と言って初めの挨拶に代えることもあります。
相手が自分の声をよく知っていると思われる時に使われます。

「Hi」や「Hey」などの挨拶と組み合わせて「Hey, it’s me」と言うこともできますし、「me」の部分に自分の名前を入れて「it’s Kaoru」などと挨拶することもできます。

ビジネスシーンで使える「こんにちは」

続いて、ビジネスシーンでの電話応対やメールを作成する時に使える「こんにちは」を見ていきましょう。

電話をかける

ビジネスシーンで電話をかける時の第一声には、丁寧な「こんにちは」の「Hello」や、「Good morning」「 Good afternoon」などの挨拶が使われます。

それから、「This is Kaoru Suzuki from Smith Corporation（スミス・コーポレーションの鈴木カオルです）」などと自分の名前や所属の会社名、部署名を続けましょう。
自分の名前だけで相手に伝わる場合には、「This is Kaoru speaking（カオルです）」とシンプルに続ける言い方もあります。

親しい間柄では電話口で自分を指すのに「it is」を使いますが、ビジネスシーンなどの電話応対では「this is」を使います。

電話を受ける

ビジネスシーンで電話を受ける場合は、語尾を上げて「Hello?（もしもし？）」 と言うのが定番です。
また、時間帯によって「Good morning」や「Good afternoon」という挨拶も使われます。

クライアントや顧客からの電話なら、「Thank you for calling（お電話ありがとうございます）」や「This is Smith Corporation（スミス・コーポレーションです）」というフレーズも良いでしょう。
これらの挨拶の後に、「Kaoru speaking」「This is Kaoru speaking」などと自分の名前を名乗ります。

電話が自分宛てで、電話の相手に「Is Ms.Suzuki there?（鈴木さんはいらっしゃいますか？）」と言われた場合には、「This is she（わたしです）」と答えます。

カジュアルな場面では「It’s me（わたしよ）」と返しますが、ビジネスシーンでは自分を指す代名詞に「he」「she」などの三人称を使うので注意しましょう。

メールを送る

ビジネスメールをクライアントや取引先に送る場合、書き出しの挨拶はどうしたら良いのでしょうか？

メールでもやはり、丁寧な「こんにちは」である「Hello」が使えます。
それから、「I am Kaoru Suzuki from Smith Corporation（スミス・コーポレーションの鈴木カオルです）」と名前と所属を続けます。

初めての相手にE-メールを送る場合には、「Nice to e-meet you（はじめまして）」という表現も使われます。

「こんばんは」「おはよう」を英語で言うと？

「こんばんは」「おはよう」と挨拶する時にも、時間帯にかかわらずフォーマルシーンでは「Hello」、カジュアルシーンでは「Hi」や「Hey」などが使われています。

時間帯を意識した挨拶が必要な場合には、「Good morning（おはようございます）」「Good evening（こんばんは）」などの言い方があります。
しかし、これらの挨拶はフォーマルで丁寧な言い方なので、友達や親しい人には「Hi」や「Hey」などの挨拶を使った方が良いでしょう。

まとめ

今回は、英語の「こんにちは」という挨拶について、ネイティブが使う様々な言い方を紹介しました。
友達や親しい同僚に、クライアントや職場の目上の人に、ぜひ明日から使ってみてくださいね。